「ホモソーシャルをひるむことなく悪と描いた『インサイダーズ/内部者たち』!」4/10(日)

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061.gif「インサイダーズ」公式ホームページ
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061.gif「MISCONDUCT]予告編!

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061.gif「seoulsamo.com」

韓国の、毎週の興行成績がわかります。

061.gif「シネコリア」

最近更新されてないけど…。昔のや、日本で公開される映画がわかります。

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058.gif058.gif058.gif016.gif4/10(日)11:45

皆さん、アンニョン!
朝と夕方の散歩で桜の開花を待っていますが、まだまだ、・・・。予報は14日ですが・・。
でも、椿は満開、桃や梅も満開。レンギョも満開。
もう、一息です。

さてさて、4月に「インサイダーズ」が公開される映画館もたくさんありますね~~。
東北もほとんどの県で公開されるのに~~、相変わらず秋田だけありません。007.gif
DVDの発売が待ち遠しいです。

2回見たのですが、面白いことは面白いけど、「王になった男」のような感動が…。
なぜかな^^?と、ずっと思っていました。
下のコラムを読んでなんとなく納得。

時代劇は全くフィクションとして見れますが(史実に忠実だとしても)よその国の話だし。
現代の話は日本でも同じようなことがあるかもと思いながら…。

面白いというのは、俳優の掛け合い、最後まで結末がわからないストリーの面白さ。
加えて、BHファンならBHさんの演技の巧みさ。
ハングルの先生が言う面白かったとは少し違うかもしれません。

韓国の社会の現実がわかっていないとわからない面白さもあるのでは…。

つい最近、旦那さんと「家族はつらいよ」を見に行きました。
山田太一監督ですから面白いだろうということは予想しましたが、大笑いという場面はなかった。
でも、わかるわかるという場面もいくつかありました。

映画を見るときは想像力が刺激されて、感動できるのが好きだな~^。

下のコラムを参考に、もう一度見てみたいな~~。


ホモソーシャルをひるむことなく悪と描いた『インサイダーズ/内部者たち』

イ・ビョンホン主演、韓国で900万人を動員し、R-指定映画では国内一位の成績をあげた『インサイダーズ/内部者たち』は、権力と反権力の抗争を描いています。

物語の冒頭で、アン・サング(イ・ビョンホン)がマスコミを前に、次期大統領候補のチャン・ピル(イ・ギョンヨン)と、ミライ自動車のオ会長(キム・ホンパ)の癒着を告発します。

その告発は、アン・サングがミライ自動車がピル大統領候補と癒着していることを示す極秘ファイルを入手したことがきっかけで準備が進められていました。このファイルを使ってのしあがろうと画策したサングは、兄と慕っている祖国日報の主幹イ・ガンヒ(ペク・ユンシク)にそのことを報告します。しかしガンヒはこの件に一枚噛んでいる当事者のひとりでした。ガンヒに裏切られたサングは、報復として手首を切り落とされてしまいます。冒頭の告発は、こうした経緯からずっと復讐の機会を伺っていたサングが行ったものでした。

一方、もうひとりの主人公である検事のウ・ジャンフン(チョ・スンウ)は、苦労して現在の職についたものの、コネも学閥もなく、出世の糸口を見つけられずにいました。サングがミライ自動車の極秘ファイルを持っていることを知ったジャンフンは、出世の道を駆け上るためにサングと組むことにします。大統領候補、財閥企業の会長、新聞社主幹といった権力者たちに挑んだ、サング、ジャンフンたちの運命は……。

というのが、大方のあらすじですが、この映画を見て、良くも悪くも日本では作れない映画だと思いました。

なぜなら、この映画には、<権力の持つ力を信じ、出世をすれば暮らし向きがよくなる、女が目の前にいれば欲望をむき出しにするという価値観>が残っていないと成立しないシーンがあるからです。もちろん、この映画を見るとき、私たちはフィクションとして、そういったシーンがデフォルメされたものだと思ってみることもできます。しかし、それはよその国の出来事だからであり、『インサイダーズ』のような価値観を持つフィクションを日本で制作するならば、リアリティを追求するというよりは、戯画的に描き、フィクションであると、強く感じさせないといけないでしょう。

とはいえ、かつてならば日本にも権力を信じる物語がありました。例えば、『踊る大捜査線 THE MOVIE』では、いかりや長介演じる和久平八郎が、織田裕二演じる主人公の青島俊作に「正しいことをしたかったら偉くなれ」と言うシーンがあります。それは今考えると、正しいことをしたくても、偉くなければかき消されてしまうことがあるという、世の中の歪みをついているわけです。

『インサイダーズ』にも、悪が権力を駆使して世の中を困らせることがあるからこそ、善も権力を握ってそれを駆使しないといけないというテーマが存在すると思います。ただしこの『インサイダーズ』の面白いところは、落ちぶれたヤクザのサングも、コネがなくて出世できない検事のジャンフンも、最初は、正しいことを行うために権力が欲しいわけではなく、復讐のためや出世欲を満たすことが原動力となっていた点です。

しかし映画の途中で、その目的が変化しつつあるとわかるシーンがあります。それは、祖国日報・主幹のガンヒが、ジャンフンから取り調べを受けている際に投げかけた、新聞記事がどのように作られるのかを教える一言がきっかけでした。彼は、取るに足らない小さきものが言ったことは簡単に曲げられてしまうけれど、権力を持ったものの言葉は曲げられない、ということを知っていたのです。



この一言を聞いたとき、もとは自分を裏切った組織への復讐心で動いていたサングと、貧しいながらも苦労して検事になり、コネがないために出世できなかったジャンフンは、自分たちが「取るに足らない小さきもの」同士であり、言葉を簡単に曲げられるほうの人間であることを知るのです。虐げられたものに観客がシンパシーを感じる瞬間が、権力者の一言によってもたらされるのです。

そして、その瞬間から、私たちはアン・サングとウ・ジャンフンの味方になります。さらにこの映画のすごいところは、それでもまだ二人の真意が読めないところです。様々な出来事を乗り越え、最後にやっと「そういうことだったのか!」とわかる瞬間までは、ふたりの行動の真意はどこにあるのだろうかとハラハラさせる展開が続きます。2時間があっという間に感じることでしょう。

それにしても、この映画では、権力を持つ者と、持たざる者の対比があまりにも鮮やかです。例えば、権力を持つ者、次期大統領候補チャン・ピルと、ミライ自動車のオ会長、「祖国日報」主幹イ・ガンヒの三人の酒池肉林ぶりは、酷すぎて笑えてくるほどです。

韓国には「爆弾酒」というものがあります。「爆弾酒」とは、ビールなどを注いだコップの上に箸を渡し、その上にウィスキーなどの強い酒を入れたショットグラスを乗せて、なんらかの振動でグラスをビールの中に落とし、混ぜて飲むことを言います。

「爆弾酒」は、アルコール度数も強く、ハラスメントにもつながるということで、韓国でも問題になりつつある飲み方です。軍隊から始まり、政治家などの接待で広まったこの習慣は、ただでさえホモソーシャルを感じさせるものなのに、この映画では、チャン・ピルたちが、裸の女性を侍らせ、ズボンを脱ぎ、自身の男性器をゴルフパッドに見立てて、爆弾酒を作るのですから、もうあきれて笑うしかありません。

渋い重鎮の俳優たち(ドラマ『ミセン』のイ・ギョンヨン、悪役なのにどこか品の良さを感じさせ最後まで観客を翻弄するペク・ユンシクら)が、露悪的なシーンを容赦なく演じることに驚きましたが、ここまでわかりやすく悪を演じてくれたことに感謝してしまいそうになりました。というのも、日本の映画では、悪い側にも何らかの悲しさはある、どっちもどっちという表現になりがちです。しかし韓国の場合、はっきりと、こっちは善、こっちは悪と書いてくれるからこそ、隠されることなく、見えてくる構造があるのです。

反対に、サングとジャンフンが酒を酌み交わす様子のすがすがしいこと! 日中に田舎町の縁側で、安い焼酎を酌み交わし、サムギョプサルや青唐辛子をつまみに、お互いの過去を知り近づいていく。そこに接待の女性の姿はありません。

この映画は、次期総理候補にむらがる大企業やマスコミという権力を持つ側と、権力を持たざる検事としがないチンピラとの戦いを描いていますが、あとになって考えると、女を侍らせて、裸になって酒を無理強いするミソジニーの強いホモソーシャル一派と、関係性に女性を介在させず(アン・サングは女性に酷い任務をお願いしてしまってはいますが、それは同志に頼っているだけで、そこにミソジニーはみられませんでした)、酒は無理強いではなく楽しんで呑むという純粋な結びつきのブロマンス一派の代理戦争だとわかるのです。

そして、最終的には、「権力とは何なのだろう?」と考えさせるところが、韓国映画らしい。今回のコラムでは、あえて注意深く、「権力を持つ者」と、「権力を持たざる者」と書いてきましたが、最後まで見ると、韓国のヒーローはやっぱり、権力を持たざる者ではなく、権力に反する者でないといけないのだと、納得するのです。


見に行ける人がうらやましいです。

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by yosiko6212 | 2016-04-10 11:53 | ニュース | Trackback | Comments(0)