映画『風の丘を越えて』と「ウエディングキャンペーン」

ツタヤで月に8枚借りるというのも、なかなか大変です。
3月は、元が取れませんでした。

なんと言う話は、まぁ、横において・・・。

帰省にDVDを持っていくはめに・・・。
でも、二つとも、正解だったので・・・。満足、満足!

先ず、『ウエディング・キャンペーン』から

ご存知、スエちゃんの2つの目の映画です。
ドラマは、途中で挫折しましたが、映画は、なかなか考えさせられまいた。

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これは、単純なコメディではありませんでした。
写真の二人は、農村の青年です。青年といっても、38歳。韓国も、日本と同じように、農村に嫁ぐお嫁さんはいないようで、花嫁不足です。

写真左の男の人が、主人公のマンテクです。右が友達のヒチョル。二人は独身!
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友達の結婚式に出た後、やけくそで歌っています。
マンテク役の人は、ビョン友と同じ事務所の何とか言う人です。
シルミドにも出てました。なかなか、男前の人ですが、今日は、貧しくさえない青年?

ヒチョルは、どこかで見た顔だな~~と思っていたのですが、なんと白夜でキョンビンの友達をしていた人です。二人とも、今までしたことのない役に挑戦です。

見覚えのある顔が、ほかにも・・・。
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マンテクのオモニは、『遠い路』のとなりのおばさん。あの、甲高い声の持ち主です。
おじいさんは、「威風堂々」の社長さん。

二人は、お嫁さんを探すツアーにウズベキスタンへ・・・。
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スエちゃんはその通訳兼ガイドです。
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今回も、強くて勇ましい女の人です。

マンテクは、問題児でなかなか女の人と話ができません。
でも、途中からスエちゃんを好きになります。
ここまでは、ありふれた感じですが・・。もちろん、結婚ツアーの主催者は、いかがわしいところなんですが、スエちゃんは事情があって言いなりです。

外国で、お嫁さんを探さなければならない男の人の事情、また、外国へお嫁に行かなくては行けない女性の事情。なかなか、難しい問題をそれとなく提起します。
この辺は、日本でも同じだと思うのですが・・・。
スエちゃんも、マンテクをいい人だと思いながら・・・。
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ここからは、映画を観てのお楽しみです。
でも、純愛って、こういうのを言うのではないかな~~。
マンテク、とても良い人です。
命をかけてスエちゃんを守ります。
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スエちゃんの演技力は、ここでも発揮されています。

二人の別れは、
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この言葉が、二人の暗号です。
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その言葉を聞くスエちゃん。勇気を与えられます。

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終わりはハッピーエンドだよ!
ハッピーエンドで終わってよかった~~~、と心から思えるような映画だよ!

続いて、『風の丘を越えて』

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これは、有名な監督さんの作品のようです。名前が消えてしまいましたが・・・。
外国でも評価の高い監督さんです。

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父親役の人です。この人も、60代まで演じています。

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なんとも、不思議な雰囲気を持った女性です。

父親役の人も彼女も、パンソリが見事です。
パンソリというのをはじめて聴いたのですが、なかなか迫力があります。
心を打ちます。日本で言ったら、何に当たるのかな~~。
思いつきません。
太鼓の音にあわせて、歌うような、おどるような、激しくもあり、かなしくもあり・・・。
太鼓は、弟が打ちます。
三人は、親子として行動をしていますが、三人とも血は繋がっていません。

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厳しい修行です。
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楽しいときもあったのですが、お父さんが融通の聞かない人なので、旅から旅の生活は厳しく、弟は、逃げ出します。

芸に対する厳しさは尋常ではありません。
父親は、「恨』を教えるために、娘を薬で、盲目にします。

ラストは・・・弟が、姉さんを探して旅に出て出会うのですが・・・。
二人のパンソリが・・・・すさましいのです。

わたしは、この監督は、日本で言ったら、今村昌平、大島渚かな~~と。
韓国、特有の文化を大切にしている人のようです。

ストーリーは、ネタばれでも全然平気です。、観ると、聞くので大違いですから・・・。
Commented by bigbear at 2007-04-03 21:39 x
みなさん、こんばんは!
この映画は、まだ、観てない人が多いみたいですね~~。
また、観たら、感想を話し合いましょうね~~。
Commented by koma at 2007-04-05 17:07 x
「ウェディング…」は見てませんが、bearさんの記事から、スエちゃんて演技派だったんだーと思えるわ。
「夏物語」で、だれかさんが霞むのもナットク?!

そして「風の丘を越えて」― これずーっと見たくて見たくてさがしてるんだけど、1本もないんよ、こっちのレンタル店には。
「オアシス」も店頭では見かけない!
ホントにすごい韓国映画が見れないのはなんともね~(ToT)
逆に、韓流スターがそういうホンモノの映画に出れば、みんながいい映画に出会えるっちゅうことでもあるんだけど…。
そうそう、たしかこの間のイム・グォンテ監督のイベントにビョンも行ってたよね~。

パンソリは聞いたことがないけど、珍島アリラン(たぶんそうだと思う)はあります。
李政美(い・じょんみ)という在日の歌手が歌っているのを。
韓国特有の太鼓をたたきながら歌うのを聞いていると、涙が出そうになります。
(彼女のホームページで聞けるはず。本調アリランの後にちょこっと入ってるだけですが)
ついでに、彼女が歌う金子みすずの「私と小鳥とすずと」はすごいいい歌ですヨン。
Commented by bigbear at 2007-04-05 21:11 x
komaさん、こんばんは!
そうなんだよね~~、1番見たいのがレンタルショップではない!
ツタヤは、二つともあったけど、なかなか届きません。
オアシスはいまだに届きません。
でも、『子猫をお願い』と『春香伝』は届いたよ~~。見る時間がないけど・・・。

バンソリ、日本で言ったらナンだろうね~~。お勧めの、また、ゆっくり聞きます。でも、言葉は分かるのかな~~。映画の中では、翻訳してあり、その詩がなんとも良かった~~。
韓国の『恨』を感じるよ~~。
Commented by みなとみらい at 2007-04-05 22:32 x
bearさん、こんばんは。
「風の丘を越えて」みました。
パンソリ初めて聞きました。心に響いてくる唄ですね。
3人がパンソリを唄いながら旅をする場面、夕焼けや紅葉、雪景色が
美しくて哀しかったです。
弟と再会して「恨」を越えた二人のパンソリに涙が流れました。
場面が暗くて表情がわかりにくいところがありましたが、姉役の人は
不思議な雰囲気をもった女優さんでしたね。

韓国では国民的映画と呼ばれるほど共感をよんだ映画なんですね。
Commented by bigbear at 2007-04-05 22:52 x
みなとみらいさん、こんばんは!
『風の丘を越えて』いいでしょ!
韓国の人たちは、この物語に、自分の分断されてた家族を思って泣いたそうです。なんと言うことのない、ストリーなのですが、あのバンソリの音楽と共に何かが蘇ってくるのでしょうね~~。
姉のバンソリも良いけど、お父さんのバンソリも私は好きです。
彼女は、このあとも同じ監督さんの映画に出ています。それも、見てみたいな~~と思っています。
みなとみらいさんは、ツタヤの会員になりましたか?
Commented by みなとみらい at 2007-04-05 23:37 x
こんばんは。
ツタヤの会員になりました。いまは「風の丘を越えて」と「砂時計1」がきています。「砂時計」シリーズで予約したので、続けてきてくれればいいのですが。

旦那さんがいないとミルクちゃんの散歩を一人でしなくてはいけないので
ちょっと大変ですね。10日したらまた会えますよ。ファイティーン!

Commented by bigbear at 2007-04-06 20:43 x
みなとみらいさん、こんばんは!
ようやく、明日は土曜日という感じです。
今日も、夕飯を食べて横になったら、ねてしまいました。
帰りが遅いので、ミルクの散歩もサボってしまって、みなとみらいさんのコメントを読んで、あっ,ミルクのご飯が・・・。今、あわててあげました!
ミルクが1番、迷惑しているのかもしれません。明日は、ゆっくり遊んであげるツモリです。
ツタヤからのDVDも、この二日で、まとめて見ます。
by yosiko6212 | 2007-04-02 22:26 | 韓国映画 | Comments(7)

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